「第2回 帝京大学学術図書出版助成」 申請者の募集について

2024年4月に創設された「帝京大学学術図書出版助成制度」について、第2回の申請者募集をします。帝京大学所属の教員・研究員、帝京大学で博士学位を取得した若手研究者らを対象に、制作費用を自己負担することなく学術研究成果を帝京大学出版会から図書として刊行することができます。つきましては下記の要領に従って応募くださるようお願いします。

1. 助成の目的

帝京大学(以下、本学)における学術研究成果のうち学術的価値が高く、かつ独創的である研究成果の出版を助成することにより、その研究成果を社会に発表・還元し、学術・教育・文化の発展に寄与すること。併せて若手研究者の意欲的な研究成果を発表する機会を設け、若手研究者らを支援することを目的にします。

2. 助成の内容

当該著作物の出版に要する費用の全額を本学が助成し、帝京大学出版会(以下、本会)の刊行物として出版します。助成対象者の個人負担はありません。助成対象者には 10 冊を無償で献本します。

3. 助成対象と応募資格

次に掲げる研究成果の出版について助成します。

  • (1)本学所属の常勤教員(専任、任期付)または研究員の著作物
  • (2)本学で博士学位を取得した研究者の学位取得論文をもとにした著作物(ただし博士学位取得後 5年以内の申請に限る)
    ※名誉教授および非常勤講師は除きます
  • 4. 応募の方法

    助成申請者は、次に掲げる書類を作成し、提出期間内に申請手続きを取ってください。申請は下記メールまでお願いいたします。
    E-mail:teikyoup@teikyo-service.co.jp

    (1) 提出書類

    • 学術図書刊行助成申請書(下記より「別紙様式1」をダウンロードし、メールに添付してください)
    • 学術研究書出版計画書(下記より「別紙様式2」をダウンロードし、メールに添付してください)
    • 完成原稿(紙媒体)

        

    準備いただく完成原稿について

    ■学術叢書A ※3.(1)が対象

    • 日本語文の場合、1頁を縦組みであれば 52 字×19 行、横組みであれば 34 字×29 行とし、全体の分量は図、表、写真を含め 300~400頁に収めます。

    ■学術叢書B ※3.(2)が対象

    • 日本語文の場合、1 頁を縦組みであれば 52 字×19 行、横組みであれば 34 字×29 行とし、全体の分量は 図、表、写真を含め300頁前後とします。
    • 博士学位論文(紙媒体および電子媒体)を併せて提出してください。
    • 博士学位論文と応募原稿との相違点および発展させた点を、A4 用紙に箇条書きでまとめたものも提出してください。

    (2) 提出期間及び提出先

    2025年 4 月1 日(火)〜2025年9月5 日(金)にメールにて申請してください。完成原稿(紙媒体)は別途、帝京大学出版会 編集部 までご提出ください。締め切り当日までの必着です。

    ご留意事項

    • 原稿のフォーマットは縦組・横組とも上記の別紙1をダウンロードし、参照してください。
    • 刊行を希望する著作物が共同著作物である場合は、その代表者が申請し、申請についてあらかじめ著作者、著作権者全員の同意を得てください。
    • 既に学術誌等を通じて公表されている論文を単に集成したものは申請できません。学術書の要件を満たすよう編集されていなければなりません。既に刊行された書籍をもとにしたもの、外国語で刊行された学術書等を翻訳したもの、学術研究の成果とは言えないものについては、申請の要件を欠きます。
    • 本助成制度は博士論文等をそのまま出版することを目的としたものではありません。博士論文等に基づくものであっても、一冊の学術書として出版するにふさわしい内容となるよう、申請者自らが構成や編集を進める必要があります。完成原稿については、誤字脱字の確認や文体の整理統一など、読者を想定した作成をお願いします。
    • 機関リポジトリ等に公開している原稿を応募する際は、非公開の手続きをした上で申請してください。
    • 他の団体、機関等から刊行のための助成を受け、または受けようとする著作物については、重複の申請をすることはできません。
    • いったん提出した書類および原稿は返却しません。

    5. 選考

    • 応募した原稿は、本学の出版委員会によって組織される選考委員会が主に選考を担当します。

    • 応募原稿が学術叢書として刊行するにふさわしい構成・文章であるかどうかが、選考の大きな基準となります。

    • 本助成に選考委員が応募を希望する場合、または、選考委員が指導教員を務めた学位論文に基づく著作物について応募があった場合、当該委員は選考委員から外れ、代わりの委員が選考に当たります。

    6. 選考の結果

    選考結果は 2025 年10 月末に申請者へ通知する予定です。選考内容の開示を希望する場合は、申請の時点でその旨を本会へお知らせください。選考結果発表後に、追ってお知らせいたします。

    7. 著作権使用料の取扱い

    助成による刊行において著作権使用料(原稿料、印税)は設定しないものとします。

    8. 利用許諾契約

    助成対象者は、当該著作物に関して、本会が独占して利用することを許諾する契約を結ぶことになります。

    9. その他

    刊行の際は、本会の助成を受けたことを当該刊行物に明記していただきます。刊行期限は 2027 年3月末日とし、助成対象者の都合により期限までに刊行できない場合は助成を取り消すことがあります。

    10. 問い合わせ先

    「帝京大学学術図書出版助成」に関するお問い合わせは、下記メールか電話にてお願いします。
    E-mail:teikyoup@teikyo-service.co.jp
    TEL:03-3964-0121

    11. 申請書類の提出先(帝京大学出版会 編集部)

    〒173-0003 東京都板橋区加賀2-21-1 帝京大学先端総合研究機構 LAB-209