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「教育改革」の改革 ―飛び跳ねる時代へ―

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「教育改革」も「教育再生」も成果の出なかったことが日本低迷の理由と考える元財務官の渡辺博史氏。「上」からの改革となる大学改革によって、「下」に位置する高中小の教育と入試制度は変わり、低迷する日本にイノベーションを起こす人材を輩出できると主張する。渡辺氏によれば、ハーバード大やカリフォルニア工科大などが競い合う米国を参考に、日本の教育界は東大がトップに君臨する偏差値ランキング重視の「富士山型」モデルを解体し、個性ある大学が協力しかつ切磋琢磨する「八ヶ岳型」モデルにとって代わる必要がある。国数英を必須化した入試、文系・理系の区分を廃するリベラルアーツと複数専攻、実用重視の国語と英語の授業、討論を中心とするゼミナール、新奇歓迎のキャンパス、単位互換制度の推進は日本を再興する。〈宇沢弘文氏没後10年・森嶋通夫氏没後20年〉特別企画

渡辺博史
発行 2024年6月13日
判型 新書(B40)
頁数 208
ISBN 978-4-434-34111-3
定価 950 円(本体価格 864 円+税)
まえがき
第一章 失われた教育
第二章 新奇歓迎を拒んだツケ
第三章 教育は希望
第四章 起きないイノベーション
第五章 大学を支える文化
第六章 実用英語のすすめ
第七章 将来を考えるのは誰か
第八章 世界はつながる
あとがき
主な参考図書
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