論の経営学、倫の経営学 企業の「健康寿命」を延ばす
古いしきたりに縛られたり競合他社を出し抜くことに血眼になったりする企業には、放漫経営と不祥事の危険がつきまとう。健全経営と社会貢献を続け〈企業の健康寿命〉を延ばすには「論の経営学」と「倫の経営学」を実践する必要があると著者は言う。「論の経営学」はアメリカのMBAに代表される論理と数字と形式を優先する経営学。それに対して「倫の経営学」は「世のため人のために働いて儲ける」ことを説いた渋沢栄一や「三方よし」を実践した近江商人の哲学につながる経営学である。どちらに偏っても「企業の健康寿命」は延びない。二つを兼ね備えた「論と倫の経営学」に基づけば、時代が変わっても経営者が代わっても事業活動は揺るがない。社歴100年を目指す経営者、仕事にやりがいを覚えるビジネスパーソン、経営学を学びたい大学生・高校生にとって読まずにはいられない経営学入門書です。
著吉田健司
発行2023年12月
判型新書(B40)
頁数216
ISBN978-4-434-33128-2
定価995円(本体価格905円+税)
- まえがき
- 第一章 論と倫
- 第二章 [ヒト]リーダーシップ、組織
- 第三章 [カネ]会計、経営分析
- 第四章 [モノ]マーケティング、生産性
- 第五章 [情報]計画、戦略
- 第六章 地域創生と経営
- あとがきに代えて